RPAとAIの2つのロボットというのは、よく同じものとして捉えられることも少なくないようです。2つの違いを判断するものとして、ある事象を前にした時、自律的な判断ができるかどうかといったポイントが挙げられるでしょう。

RPAロボットというのは、ルール化された複数の一連作業を的確に遂行していくものと考えられますが、ルール化ができていない場合には作業工程を踏む事が出来ず、業務は進められないと言えるでしょう。

RPAロボットは「判断」する能力を持ち合わせていないため、ルール化というプロセスを踏まなければ処理を続行する事ができないものと言えるでしょう。

つまり、ルーティンが確立されているような業務であれば、すべてRPAに代行させることが可能と言えるでしょう。

一方、AIロボットというのは、人の「判断」をも代行してもらうことを目標として開発されているものであり、近年よく耳にする「機械学習」や「ディープラーニング」といった技術によって、人の考え方や判断基準というものを「技術的に再現」するための試みであると言えるでしょう。

たとえば、画像認識などを行うと、並べられた2枚の写真が同じ人かどうか判断するのに、AIは自ら学習することによって判断するとされています。

これと同じように、文字に特化した画像AIを組み合わせることにより、文字を認識するOCRという技術も大幅に精度を挙げ、写真から情報を収集する事が可能になりつつあったりと、AIの進化によってRPAも適用範囲拡大の可能性を持っていると言えるでしょう。

AI技術の発展は、業務自動化にとって、大きな期待がされている一方で、ルールが定められていないといった点で、予想外の判断をしてしまう可能性というのも否定はできないでしょうRPAはルールからははみ出さないため、現時点ではAIよりも信頼性が高く、導入しやすいロボットであるといえるのではないでしょうか。